CASE STUDY · 2026 · 業務委託エンジニア
BtoB SaaS の開発支援 (進行中)
スタートアップの BtoB SaaS で機能開発を業務委託で担当。技術負債の解消と新機能投入を並行しています。
Background
HR / 採用 / 労務 領域の BtoB SaaS を開発するスタートアップに、業務委託エンジニアとして関わっています。シード〜アーリーのフェーズで、社内エンジニアは 1〜3 名の小規模チーム。業務委託体制を拡充するタイミングに、紹介経由で参画しました。担当範囲はフロントエンドから API、データモデルまで領域を横断しています。
Challenge
課題はスピードと品質の両立にありました。社内エンジニアの稼働は限られ、業務委託費・クラウドコストの予算にも上限があり、既存の MVP コードベースには設計の不整合や負債が残っていました。一方でリリース期限はコミット済みで動かせず、設計を広げすぎれば PMF 検証が遅れ、MVP のまま積み増しを続ければ後の負債が増す。両端のどちらに振っても進みづらい構図です。
Approach
スタックは既存の TypeScript / Next.js / Postgres を踏襲し、新規技術の導入は最小限に抑えました。チームの学習コストを上げず、稼働の薄い社内エンジニアでも保守できる状態を保つためです。設計は領域ごとに振る舞いを小さく揃え、抽象化は実例が 3 回出てから取り入れるルールをチームと共有。品質面ではテストとレビューのポリシーを業務委託費の交換条件として明示し、プロセスに組み込みました。進め方は週 N 回の同期ミーティングと非同期チャットを併用し、PR 単位で判断を回しています。
Outcome
主要機能のリリースは、コミット済みのスケジュールを一度も超過させずに出荷できています。定性面では、社内エンジニアが設計レビューやテスト作成を自走できる状態に近づき、チーム全体のキャパシティが広がっています。外注エンジニアとしての守備範囲を超え、チームの「できる」を拡張する関わり方ができたことが本件の最大の成果です。今後の類似案件では、PMF 検証と設計品質のバランスを参画初期に明示的に合意することで、より早期に価値を返せると考えています。